おかげさまで胸のつかえが取れてスッキリしました」と、 そのクライアント(調査の依頼者・お客様)は頭を下げて言った。 これが私が探偵業を開始した時に 最初の調査依頼を終了した時にお客様からいただいた言葉でした。最初の仕事だった事もあって、このとき思わずお客様の所作につられ、 自分も敷いていた座布団から降りて「あ!ハイ!お役に立てて良かったです」と言って、 同じように正座してお辞儀をしてしまったのを今でも鮮明に思い出します。 それ以来、何かで壁にぶつかった時、悩み苦しんで絶望した時、 このことを思い出して「自分でも人の役に立てるんだ」と自分の心を鼓舞してきました。 誰にでも出来てお金がかからない自分の調査ノウハウを、マニュアルとして公開することで又もう一度人の役に立とうと思ったのです。 「胸のつかえを取ってスッキリしたい」まさにこれこそ多くの悩める人々の望むところだと思います。このために悶々とし、心にぼんやりとした霧が立ち込めているのではないでしょうか。 このホームページをごらんの貴方は、たぶん、 「最近パートナーの様子がおかしい、浮気をしているかもしれない…?」 または、「二人の愛の確認の一助に・・・」と思っているのかもしれません。 パートナーの浮気心を確認したいと思っていらっしゃるからだと思います。 このマニュアルのタイトルは浮気調査となっていますが、既婚者や愛人・恋人同士に限らず、ボーイフレンド・ガールフレンド、友人知人親子、職場の同僚に至るまで調べる対象を広げる事が可能です。 浮気調査以外の調査や日常の諸問題を解決するために応用できるテクニックが数多く秘められています。 プロの探偵自身ここに書かれている事の組み合わせや応用で調査業務を成立させていると言っても過言ではありません。 たとえば尾行・張り込みなどはほとんどの調査業務遂行に共通する探偵の基本ですし、相手の電話番号や氏名住所などからいろいろな個人情報を引き出す事もよく使う方法です。 昔から「敵を知り己を知らば百戦危うからず」と言われていますが、何かの行動を起こす時は必ず相手の事をよく調べ、よく見て、良く知った上で行動しないととんでもない事になってしまいます。 そう言う私自身、昔、軽い気持ちでよく知らない人と組んで仕事をし大失敗したことがあります。 もっとも、この失敗が探偵業に入るきっかけでもあったのですが・・・・・。このマニュアルを実践して相手を良く知り、大切なパートナーとの仲も、日々の生活も、良い方向に向かうことを願っています。 ■お客様のご紹介に「困ったなー」 (この話は以前、実際にあった話です。)「うーん困ったなー」「何とかならないだろうか」私は頭を抱え込んでしまった。 それは数日前の一本の電話から始まったのです。ルルルー、ルルルー、 「もしもし相田さん?(私の探偵としての名前) 私、以前お世話になった山田(実名ではありません)ですけど・・・。」少し大きめでおしゃべりな声の調子ですぐに思い出した。 以前浮気調査をしたお客様である。わたし 「で、山田さん、今日はどうなさいました?」こうして話がはじまった。山田さんの妹さん(Aさん)の友人である女性のご主人が浮気をしているらしいこと。 わたしに相談することを勧めたこと。 調査料がかかるので迷っているらしいこと。などの話を聞いた。わたしの所は、こういう風に一度調査を依頼されたお客様が他のお客様を紹介した下さることが案外多い。 後日、そのBさんと直接会って話を聞くことにした。 年齢としては37〜8才というところだろうか、 髪は少し短めではあるが落ち着いた雰囲気であり、 女性としての魅力をしっかりと持った人である。 こんないい奥さんがいても、ダンナは本当に浮気をしているのか? と、疑りたくなるくらいだ。私は疑問をもちながら切りだした。 わたし 「で、ご主人が浮気をしていると感じるのはなぜですか?」Bさん 「主人が帰宅した時にいつも使っているヘアリキッドとちがう臭いがする時があるんです。そんな時は偶然かもし |