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発行者 奈良 泰宏
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これは、誰でも同じように起こる現象なのか、それとも私だけのものなのか、非常に悩ましいものです。

時間があって、一、二度学んだだけで記憶でき、試験に合格できるのであれば、何の問題もないのですが、
凡人である私などではとても・・・。

また、復習したところで次の復習までに時間があいて忘れてるし・・・。とは思っておられませんか。

私も、記憶の忘却が起こるメカニズムを知らず、「記憶するのに人の倍以上時間がかかり、しかも記憶の正確性が低いのは、どこか脳がおかしいのか、でも、病院までは・・・」、と思っていました。


















私は、記憶の忘却・不正確性を克服し、弁理士試験に合格するために、まずは丸暗記が必要と考え、丸暗記方法を書物、インターネットなどで片っ端から情報収集を行っていました。
実は、これが、大きな間違いだったということに気付いたのです。

「えっ!うそ〜」という声が聞こえてきそうですね。
では、何が間違いだったのか・・・。

それは、問題が起こっている原因を知らなければならない!ということです。

言っている意味分かります???

原因なのです。

少し例をあげますね。

あなたが、虫歯で歯医者に行ったとします。
そして、無事、治療が終わり治りました。

「やった〜、虫歯が治ってよかった。家に帰るぞ!これで問題は解決した!」

では、ないですよね。

そうなのです。なぜ、虫歯になったのか、その原因をつきとめないと、また、虫歯になるかもしれませんよね。

これは、虫歯の例ですが、勉強した記憶について起こる忘却・不確実性も同じだと思っております。

あることを丸暗記して覚えたはずなのに、なぜ忘却するのか、なぜ記憶が不確実なものになってしまうのか、その根本の原因を解決しないと、短期的には暗記ができたように思っても、気が付けば、また、忘れている、記憶が曖昧になっている・・・。

長期的にみれば根本の原因が解決できていないので、いつまでも忘却と暗記とのいたちごっことなり、正確な記憶ができないのです。

では、その根本の原因は何か?それは、あなたの勉強法にあるかもしれないということな
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