マスターオブコミュニケーションマニュアル はじめまして。 マスターオブコミュニケーションマニュアルの作者の馬場法孝です。 僕はいわゆるこの会話業界で、有名な人間なのか。 NOです じゃあいったい何者なのか。 そもそも、僕がこのマニュアルを書くきっかけとなった出来事を紹介したいと思います。 数か月前、書店の売れ筋ランキングの1位の棚に、とある会話術の本をみつけました。 1位ですから、それなりの内容を期待していましたが、正直に言わせてもらうと、怒りや悲しみを通り越して笑ってしまいました。 こんなことで、会話能力が身につくと思っている未熟な著者に対してです。 その後、インターネットやセミナーや本で、あらゆる会話術の勉強(?)をしましたが、どれも違和感を感じるものばかりでした。 感覚的なものですが、どれも違うのです。 こんな事じゃない。 僕は、今まで、会話というものを苦手だと感じたこともありませんし、コミュニケーションに悩んだことはありません。 だからこそわかるというか、本当に感覚的なものなのですが、何か違う。 そう感じていました。 その理由を考えるうち、そういった著書を出版している人や、講師たちに、ある共通点を発見しました。 それは。 殆ど全員、昔は会話が苦手だったということです。 これが僕が感じている違和感でした。 これは、冒頭で「実は私も昔は…」 と話している場合がほとんどでしたが、そうでなくとも文章を読んだり、直接話を聞いたりすれば、相手のコミュニケーション能力というものはある程度わかるものです。 僕が、心から、「この人会話上手だな」 そう感じられる人には、出会えませんでした。 もしかしたら僕が出会えていないだけで、中には本当に上手な人というのもいるのかもしれませんが・・・ 何をもって会話が上達したとみなすのか、それは人それぞれですが、僕は、今世の中にある、会話術の情報(NLPや心理学もそうです)が目指しているもの、ゴールとしているものは、嘘っぱちだと思っています。 間違ったゴールに到達した人が、間違った方法論を説く。 これが、この「会話術」の市場の現状であると思います。 結局はテクニック論ばかりです。 こういう時には、こういう話をすればいい こういう話にはこういう相槌がいい。 こう質問すると相手は喜ぶ。 そんなこと一生懸命憶えたところで、ただ邪魔なだけです。 テクニックは、個性を奪っていきます。 今の世の中にある、会話術や心理学、NLPのノウハウは、ただただ、テクニックのスペシャリストを量産しているだけです。 心理学やNLPのスペシャリストが会話上手といえるかというと、決してそんなことはありません。 僕にいわせりゃ、ただの知識オタクです。 知識は、感覚にしなければ何の意味も持ちません。 面白い話が出来るようになるとか、会話が止まらないようになるといった、低レベルな目的を達成することに奔走している、テクニックオタクたちに、僕は怒りを通り越して、もう笑うしかありません。 会話術を名乗るなら、お客さんを、面白い人にしなければいけないし、話題があふれ出る人にしなければ意味がないと思うんです。 自分のキャラクターを遠慮なく表に出せるように 自分自身に自信がもてるように それを、第三者から価値観を与えられるのではなく、自分自身で実感できるように、自ら自分自身を磨いていく環境が与えられなければいけない。 そう思うのです。 これからお話しすることにはテクニックはひとつもありません。 感覚、センス。 そういった、非科学的で抽象的な能力の |