JISの不実、ISOの真実 JISの不実、ISOの真実 コンサルタントに頼らず・無駄なお金も時間も掛けずにできた!-ISO9001自己取得実現法- 気づくと“誤訳だらけ”だったJISの翻訳文…実は原文の方が何倍もわかりやすい事をご存知でしたか?今からその信じられない実態を明らかにし、正確なISOマニュアルをご提供します。 この話を聞いたISO取得企業の関係者からは、必ず驚愕の声を頂きます。まずこちらをお読みください。なんの変哲もない訳文のように見えるかもしれませんが、 ISOの翻訳権を取得しているJISはこの中で“致命的”なミスを犯しています。 常識を超えた和訳はISOという世界基準を無視し、長い目で見れば、 それは「世界から日本を取り残してしまえ!」と言っているようにさえ感じます。さて、実際にこの訳文のどこに問題があるのかを見てみましょう。management に「管理層」という訳語は公認されておらず、ISO 9000 の用語集にも登載されていません。 トップと離れて独立して用いられるときは、「組織の運用管理」の意味に限定されます。member は、品質マネジメントシステムに参加している「成員」の中から 選択された「要員」を意味するだけで、「管理責任者」という用語を適用することはできません。appoint に、「任命する」という訳語もあるとはいえ、報酬を必要とする責任を伴う任命行為は、 ISO の要求事項にはあり得ません。だからここでは「指名する」と訳さなければいけないのです。 つまり正訳は、ということになります。これ以外は存在し得ません。 さらに言及するならば、 5.5.2 の標題にあるrepresentative は「代理・代行」の意味が主体で、 「責任responsibility」の意味は内包されていません。ですが、JISが翻訳したのは「管理責任者」。 向こう見ずの超訳だと言わざるを得ないのです。マニュアル全体の文脈からすれば、 品質マネジメントシステムの全体運営の責任を負う社長を手助けする意味の 「取扱代行者」又は「マネジメント・メンバー」と 日本語では表現するのが適当だと考えました。ISO の翻訳権を取得したとされるJISは、 ISO 中央事務局から、ISO の翻訳権を得ているようですが、 その責任を全うできていると言えるのでしょうか? JISのミスはこれだけではありません。0.1 General 一般 0.2 Process approach プロセスアプローチ などの序文からはじまり…1 Scope 適用範囲 2 Normative references 引用規格 3 Terms and definitions 用語及び定義 ・ ・ (中略) ・ ・ 8 Measurement, analysis and improvement 測定、分析及び改善…まで、ほぼ全てに誤訳は至ります。 その量は膨大な数です。 ISO 9000シリーズは、1987年に発行された 品質マネジメントシステムに関わる国際規格です。この規格を一言で説明するならば、 購入者(取引先、顧客)の要求に合った仕様の製品/サービスを 安定して提供することができる仕組みを作ることが要求されている規格だと言えます。つまりマネジメントシステムの“国際的な基準”として設定されているのが、 ISO 9000シリーズなのです。その国際基準を一番に守らなければいけないのは、誰なのでしょうか? 企業でしょうか?もちろん企業にとってISOの取得は非常に重要です。ですが、それらの企業が使用するISOマニュアルは、 どの組織が作っているのでしょうか?そうです。“JIS”なのです。彼らはISOの原文を“翻訳”しなければいけないという立場です。 ですから、どの組織よりもISOに精通し、 日本全土に“正しく”、“認識のズレが起きることなく”、 かつ、“世界基準のまま”翻訳を行わなければなりません。にもかかわらず、いかがでしょうか? 実際にJISの手によって翻訳されたISO翻訳文は、 誤訳ばかりの誤認を与えかねない文章ばかり。ISOの原文とは似て非なるものとしか言い表せません |