過食症を克服するためのセルフカウンセリング 摂食障害/過食症から抜け出したいけれどむずかしい。 そのような方のために自分でできる過食症克服の方法をご紹介しています。下記のような状況にあるならばお役にたてるかもしれません。摂食障害/過食症から抜け出したいと思うけれど、いったい何をしたらよいかわからない 過食嘔吐などの症状はまだ軽いので、まずは自分でできることをやってみたいと思う まだ病院やカウンセリングにいく気になれない 過食嘔吐の症状がでたときに(でそうなときに)すぐに使える対処法を知りたい 相談する先が近くにない カウンセリングを受けていたけれど諸事情により続けられなかったはじめまして。武田いくこと申します。 (摂食障害)過食症のカウンセリングを行っています。 このたび摂食障害/過食症でお悩みの方へ向けて、過食症への対処法をまとめた テキストを紹介させていただいております。 このテキストをまとめるきっかけになったのは、以前、海外にお住まいの 方から過食症についてご質問をいただいたことでした。その時は、距離的 な問題もあり、お教えしたいことを伝えきれず残念な思いが残りました。 遠方の方以外にも、諸事情によりカウンセリングを受けられない継続できない、という方が思いのほか多いということを知り、それ以来「面談や電話やメール以外になにか良い方法がないものか」と考えつづけていました。 すこし現実的な話をさせていただきますと、じつは面談カウンセリングの場で、摂食障害/過食症についてアドバイスさしあげられる情報の『量』はそれほど多くはありません。 なぜなら、なるべくご相談者様の話をきかせていただくことに時間を割きたいと思うからです。 もちろん面談カウンセリングを受けるメリットは情報を得るためだけではなく、カウンセラーに質問したりじっくり話を聞いてもらうなど、人と人との直接の交流に大きな意味があります。 普段だれにも言えない気持ちを話せる・聞いてもらえる、というのはいつもと違う癒しの体験となるでしょう。摂食障害/過食症は人とのかかわりの中で癒されていくものですから。 ですが「摂食障害/過食症」のカウンセリングの場合は、他の病気とすこし違う特性が あります。それは、ほとんどの方がまず最初に知りたいことは「どうしたら 過食嘔吐を止められますか?」という具体的な事柄だということです。 摂食障害/過食症の場合は症状がつらいので、癒されたい、心のつかえを取り除きたいというよりもまず先に「過食嘔吐を抑える方法を知りたい」などの具体的なご質問がとても多いのです。 その方法をお教えするということは、ある意味『情報の伝達』となります。 つまり心の「癒し」の一歩手前の段階です。 また摂食障害/過食症カウンセリングの場合、「症状への応急対処法」をまず先に お教えしなければ、なかなか次のステップへは進みにくい、というのが特徴ともいえるでしょう。 だとするなら、情報をまず先にお伝えすることにより、カウンセリング に代わるツールとして摂食障害/過食症克服の対処法を広くお伝えできるのではないか と考えたのです。 このテキストを用いることにより、諸事情でカウンセリングをお受けに なれない方や、まだ人に会って話す気持ちになれない方など、少しでも 多くの方のお役にたてれば幸いです。 <略歴> 武田いくこ / 心理セラピスト 摂食障害(過食症)アドバイザー 摂食障害/過食症カウンセリングルーム「ライフシード」を主宰。 高校時代に単独で渡米し現地で摂食障害に陥る。その後、回復と再発をくりかえし完治まで 約12年。職歴はインテリアコーディネーター他。インテリアや建築の仕事に携わる間に照明や色彩などの及 ぼす心理的影響に興味をもち心理学の勉強を始める。さらにカウンセラーとしての訓練を重ねる とともに活動を続けるが、海外移住や健康上の理由などから活動を一時停止。その後、 様々な出会いや医療過誤の被害者となり生死をさまようなどの体験を経たのち過食症の カウンセリングを再開する。現在は摂食障害過食症アドバイザーとして活動中。日々の生活24時間をフルに用いて 生活のあらゆる角度から過食症へアプローチし 本質的な脱出を目指す方法です。 |