パチンコ・パチスロ依存症克服応援プログラム−Overcoming パチンコ・パチスロで真の意味で勝つことなど有り得ないことをあなたは知っていますか? パチンコ・パチスロ依存症克服応援プログラム−Overcoming|特商法上の表記 ある寒い冬の朝、男たちはパチンコ店に並んでいた。 「おはようっす、昨日あれから出ました?」 「おぅよ、キンキン鳴りまくって7000枚オーバーしたぜ!」 (当時のパチスロは4号機時代の終盤で、彼らは吉宗という台にはまっていた。吉宗では、大当たり消化中に更に当たりを引くと、その当たりがストックされ、終了後の1ゲームで再び大当たり!というシステムが採用されていた。Big1回で700枚(等価交換14,000円)も出るのだから、その中毒性は高かったと言える。) 「うはぁ〜、相変わらずツイてますねぇ」 「目押しが出来なくても、ヒキが大事だってことよ!」 始めに声を掛けてきたのは、打ち子もしていたことがあるスロ好きの後輩T。 (打ち子とは、ホール側が雇ったサクラ<出る台を打たせてもらえる>とデータ取りや連れ打ちなどで自分のお金を使わない代わりにたくさん出ても日当と言う形で報酬を受け取る人たちの総称) それに答えた目押しの出来ない男M。 2人は仕事上の付き合いから始まり、今では家族ぐるみの付き合いである。 そして、2人の共通の趣味がパチンコ・パチスロであった。 2人は、吉宗のあるある話をしながら、また、攻略や立ち回りの話をしながらパチンコ店のオープンを待っていた。 T 「俺、今日あんまり長いこと打てないんすよねぇ」 M 「ん、どうしたの?」 T 「今日、一応...出張なんですよ」 M 「マジかよぉ〜、おめぇも馬鹿だなぁ」 T 「会社さぼってるMさんに言われたくないっすよ!」 M 「あはは、まぁな。でも、出たらどうすんの?」 T 「出たら、出張は止めっす。急に熱出たことにしますよ」 M 「ほんと、馬鹿だねぇ(笑)」 T 「さぁ出すぞぉ〜、昨日のも取り返さないと!!」 この日の2人は、予想以上にツイていた。 Mは、朝一に座った吉宗で、Tは、吉宗こそ外したが、番長でそれぞれ大勝した。 (番長とは、押忍!番長という吉宗と同一メーカーである大都技研のヒット機種のひとつ。吉宗と同様に1ゲーム連チャンが搭載された爆裂マシン) |