みなさん、トレードを楽しんでいますか? なかには「トレードは苦痛だ!」「利益だけが欲しい!」という方もいらっしゃるようです。 残念でなりません。 私自身、証券ディーラーとして証券業界の第一線で毎日相場と戦ってきましたが、私にとってのトレードは快感にほかなりませんでした。 その快感をみなさまにも味わって戴きたい。 その一心でこのマニュアルを作成致しました。 上昇相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。 たいていの上昇相場は、みんながさらなる株価下落の不安におびえているあいだにはじまり、まだ上昇しないだろうと疑っている間に、じつは上昇相場になっているのです。 そして、トレンドがハッキリと現れ、多くの投資家が「これは間違い無く上昇トレンドだ」と確信を持ったときに上昇トレンドは終わりに近づき、みんなが「買いだ!」と大騒ぎするなかで終わってしまう。相場の始まりと終わりはこのようにできているのです。 株式投資で成功するのは一部の投資家で、多くの投資家は思うような成果を挙げることができないのが現実です。 いったいなぜなのでしょうか? その違いは実に単純です。 成功を収めている投資家は、「勘」を頼りに取引をするということは絶対にしません。 信頼のできる取引ルールにしたがって取引を繰り返し、限りなく勝率を高めていきます。 つまり、この「信頼できる取引ルール」を知っているのか、そしてそれを実行できるのか否かが、勝者と敗者の分かれ道なのです。 元証券ディーラーの山本伸一です。私はかつて証券会社に在籍し、プロのディーラーとして22年間、株式市場の第一線で戦い、結果を出してきました。 今回紹介するのは、私がディーリングルームで、一日で何億というお金を動かして、利益をあげていた、まさに証券業界の第一線で使っていた現場の手法です。豊富な取引経験と独自の研究によって、精度が高い投資手法であると胸を張って言うことができます。 この「テクニカル分析」を駆使した投資手法を、個人投資家のあなたにも身につけて頂きたいという一心で公開することに致しました。 私も証券会社でディーリングを行うようになって、すぐに大きな利益を出していたわけではありません。 入社当時は、「月300万円の利益」というノルマをこなすのに必死でした。 証券会社のディーラーには「これだけの利益を出さなければならない」という「ノルマ」が課せられています。損失を出せば即座に首になる厳しい世界です。しかも、いつまでに何十万円の利益を出さなければならないという時間もシビアに決まっているのです。 証券会社のディーラーというのは、ディーリングルームという特別な部屋に入ってディーリングを行うのですが、私が必死に「月300万円の利益」というノルマに四苦八苦していたのに、余裕で数億円をひと月に稼いでいた先輩ディーラーがいました。 月に3000万円以上稼ぐと、「社長賞」といって100万円程度の特別手当が出るのですが、その先輩はその「社長賞」などは「これみんなで使っていいよ♪」と後輩たちにポンと差し出す余裕。 それはそうです。月に3000万円以上ディーリングで利益を出していれば、ディーリングの利益の30%は自分のものになりますから、月に1000万円以上は稼いでいたことになります。そんな先輩にとって100万円程度の社長賞などは、たいしたお金ではなかったのでしょう。 私は何とかこの先輩に追いつき追い越したいと、必死に勉強を重ねました。 そんな私に先輩は「分析の仕方が間違ってるんだよ」と諭してくれたのを覚えています。 そうなんです。株の投資分析の手法は無数のようにあり自分でも勉強を重ねていたのですが、その使い方が間違っていたのです! それから、私は勉強の範囲を絞り込みました。分析手法もある特定の分析手法をとことんまで追求し、さらに相性がいい銘 |