皆さんは株式運用で、どれくらいの利益を得られるとお考えですか。 大手証券会社で、株式運用のプロに運用を委託する「投資信託」でも、1年間に得られる利益は投資金額の10%未満がほとんどです。 一般投資家が自身で運用した場合、年間に20%も利益を出すことができれば、「株が上手」と呼んで差支えないでしょう。 しかし、株式市場を見渡すと、数日で20%どころか、数日で200%も値上がりする銘柄が多数存在しています。 そのような銘柄だけをピンポイントで取引できれば、手元資金は数日で数倍。1年間で1000倍に増やすことも不可能ではありません。 そして、そのような銘柄はリーマン・ショックと呼ばれた2008年9月でも、多数存在しています。一例をあげてみましょう。 これは短期急騰銘柄のごく一部の例です。100年に1度と呼ばれた金融不安の中でも、むしろそのような金融不安の中だからこそ、短期急騰銘柄に人気が集中し数日で株価が2倍以上に高騰した銘柄が多発しました。 しかも、その多くが急騰をきっかけに株価が青天井に上昇を続けていったわけではありません。数日ののちに急騰前の株価に戻るか、銘柄によっては以前を下回る水準まで株価が下がった銘柄も珍しくありません。 株式を少しかじったことのある方なら、訳知り顔で「仕手がはいった」と解説することでしょう。 その多くは、財務内容が健全とはいえない会社(赤字の会社、借入金の多い会社)で、理由が見つけづらい株価急騰が起こり得ます。 そのため、株価が騰がる理由が見つけられないとき、一般投資家はもとより、株式評論家を自任するプロまでもが軽々しく「仕手がはいった」といってしまいます。 ここでは、どの銘柄が「仕手株であるか」ということは避けますが、一般的に使われる用語として「急騰株」を「仕手株」と呼ぶことにします。 一見、何の前触れもなく、寄り付きから出来高を伴って急騰し、 数日の後に株価が元に戻る銘柄。 ランキング上位に突然顔を出すそのような急騰株を、 指をくわえてみていた一般投資家。 そして、あわてて後を追い、高掴みをしてしまったすべての一般投資家に、 このマニュアルを贈ります。 インサイダー情報はなくとも、このような俗に「仕手株」と呼ばれる急騰株を事前に仕込み、売り抜けることはできるのです。 それも「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」とばかりに、低位株(株価が低止まりしている株)や、ボロ株(市場の信頼を得ることができず、株価、出来高ともに低迷している株)を事前に何銘柄も仕込み、運良く吹き上がるのを待つというものではありません。 まずは、こちらのチャートをご覧ください。 いかがですか。 その日の寄り付き値と高値の騰落率は800%。もし、この銘柄の株券を前日までに50万円購入していれば、一日にして400万円の利益を得た計算になります。 これは確かに理想的な結果ですが、現実に、この銘柄を前日までに大量に手中に収め、そして高値で売り抜けた投資家は存在しているのです。 どのような意図があったのか、そしてどのような手段で当日に株価を上げたのか。それについて言及することは「株価操作」を追認してしまうことになるので、この部分は解説を省かせていただきます。 しかし、このような値動きが起こりえる銘柄で、その動きを利用して利益をあげる権利とチャンスは、すべての投資家に平等にあるのです。 それは、決してテクニカルだけで見つけられるものではありません。 確かに、不可解な買いがある。株価を上げないように買い集めた形跡がある。出来高がないのにチャートの形が理想的に変化しているなど、後からチャートを見ればなんとでも理由は見つけられます。 また、そうような「過去の結果」をマニュアル化した |