大人からダンス組のいますぐできるバレエのコツ 大人からダンス組のいますぐできるバレエのコツ 私の整体院にいらっしゃった木村さんも、 「引き上げる」感覚がよく分からないまま、バレエを始めて1年たっていた、ということです。三木さんは、子供のころバレエを習っていた「再開組」です。 バレエを再開したときには、本人がおっしゃるように 前屈で手が床に届かない状態でした。 大人になってバレエを再開した人は、 習っていたときとのイメージの違いに戸惑われるようです。 「バレエ独自の体の使い方を知る」というと、 むずかしいようですが、 要は、ちょっとした意識の違いです。 また、知ってさえいれば、 今、すぐに 実践できることばかりです。 実際に、変化を実感できた人たちの感想をご覧ください。 バレエの先生は、「プロ」です。 つまり、ほとんどの方が小さいころからバレエをやってきたのです。 股関節は開き、脚が高く上がります。 「最終的にはどのような形をめざすのか」を知る上では、 バレエの先生のお手本は素晴らしいものなのですが、 すでに何十年も日常生活や他のスポーツで使って出来上がっている体で、 すぐに先生のようには動けない大人は、 いったいどうしたらいいのか。 その「差」を埋めることが必要なのです。 そこで、てあて整体院では大人からバレエを始めた方を対象に 「ダンスの身体の仕組みと使い方」 というセミナーを開催し、好評をいただいています。 しかし遠方の方や、セミナーに参加する時間がなかなか取れない、 という方も 多くいらっしゃると思います。 大人からダンス組のための『今すぐできるバレエのコツ』は、 セミナーの内容と、整体院にいらっしゃるクライアントの方、 またメールやブログでいただいた質問をまとめ、 大人からバレエを始めた方の疑問に答える内容にしました。 身体は「思ったように」動きます。 筋肉を動かす命令は、脳が出しているからです。 「でも身体のしくみなんて知らなくても、 普通に歩けるし 生活できるけれど」 それは、日常生活の動きは、赤ちゃんのときから毎日繰り返し、 身体の成長とともに行ってきたためです。 バレエでは、今までとは全く違う動きを理解し、 トレーニングすることで、「そのように動くように」筋肉を発達させ、 バレエ独特の動きをできるようにしていく必要があります。 そのために、身体のしくみについてもある程度の理解が必要です。 このテキストの他の章の理解だけではなく、 レッスンでの先生の説明や、 他のバレエのレッスン本の理解が深まります。 大人からバレエ(ダンス)を始めた方から、 特に多い身体の使い方についての質問をまとめました。 たとえば、 バレエでよく出てくる「引き上げ」という言葉。 いったい、身体のどこを「引き上げる」のか? また、ピルエットの「軸」。 これらの言葉を、あなたは自分の身体の中で、< |