営業マンが暴露する!新車値引き交渉術 営業マンが暴露する!新車値引き交渉術新車を安く買いたい方に対して、 値引き交渉術を伝授するサイトです。 そのためディーラーの営業マンの方、 自動車販売の関係者の方には 「手の内を明かす」ことになるため、 不愉快な思いをすることになると 思いますが、ご容赦ください!「はっきり言いますが、そのやり方は間違いだらけです。 このまま商談を続けてもう値引きは期待できませんね」 Y君はわたしの顔を見ながら、断言した。 そんなバカな……ショックだった。 去年7月、わたしはある車を買うために作戦を練っていた。 その車は1年後にフルモデルチェンジを控えてはいたが、 そこそこの人気車で、TVCMも大々的に宣伝していた。 値段は200万円台前半のクルマである。 ちなみに、下取り車はあったが、9年落ちで、 中古車屋では査定ゼロだった。 6月上旬、わたしは某ディーラーに出向き、最初の商談を行った。 わたしは競合車をあげながら、値引き交渉に臨んだ。 およそ40分後、店側から提示された値引き額は、24万円だった。 もう少しイケる! そう踏んだわたしは強気に出た。 「これがぎりぎりの線なんですよ。 でも、もし今日決めてもらえるなら、さらに検討しますが…」 予想通りの展開だった。 わたしが事前にカー雑誌やネットで調べていた通りの 商談の流れだったからだ。 事前に調べたこの先の交渉テクニックは、 「そこで決めないでいったん店を出ろ!」というものだった。 そこで、わたしはこう切り出した。 「少なくともあと20万円は引いてもらえないと……」 「それはいくら何でも無理です」 「わかりました。では、今日は帰ります。 わたしの方も考えておきますから、そちらも検討してください」 わたしは店を出た。 その後、2回の商談を行った。 もちろん、競合車との値段比較など、事前に調べたありとあらゆる手を使った。 結果はどうだったか? 値引きは36万円。 最初の提示額から12万円引き。 あなたはこの値段をどう思うだろうか? まだ値切れる? それとも、この辺が限界? わたしが冒頭のY君と会ったのは、計3回の商談を行ったあとだった。 彼はわたしの親友の大学時代のサークルの後輩だった。 親友は「Yならきっといいアドバイスをしてくれるよ」と、わたしに言った。 そこで、わたしはY君とコンタクトを取り、 これまでやってきた商談の中身をすべて話した。 「本音で答えて欲しい。オレの交渉のやり方はどうかな? 結構いい線行ってると自分では思ってるんだけど……」 すると、出てきたのが、冒頭の言葉だったのだ。 「はっきり言いますが、そのやり方は間違いだらけです。 このまま商談を続けてももう値引きは期待できませんね。 ちなみに、Y君が働くディーラーはわたしが交渉しているメーカーとは違う。 Y君が扱うメーカーにもわたしが交渉している競合車があり、 見積もりも取ったのだが、わたしはそのクルマをどうしても好きになれなかった。 そこで、わたしはくやしまぎれに言った。 「あのクルマはそれなりに人気があるからね。 君のトコのクルマもそこそこ売れてるみたいだけど、 オレはじつはあのクルマをかなり気に入ってるんだよ。 それにしてもさ、オレの商談のやり方のどこが間違いだと 言うんだい。カー雑誌やネットでずいぶん勉強したんだぜ」 すると、Y君は意外なことを言った。 「商談で○○と言うからダメなんですよ!」 「えっ、ウソだろ! ○○と言うのは常識じゃないの」 「違うんです。カー雑誌なんかは○○と言え! って よく書いてますけど、あれは間違いなんですよ」 「…………」わたしは言葉が出なかった。 すると、Y君は勝ち誇ったような顔でこう言った。 「考えてもみてくだ |