■HOME ■特商法上の表記 ■プライバシーポリシー やる気がないからダメ? よく両親や受験生本人が言います。 「やらなくちゃいけないのはわかっているんですが、やる気が出ないんです。」 「あなたは本気になっていないからできないの。やればできるのに!」 「勉強はやってるんですが、集中力が続かないんです。」 「将来や大学受験に悩むんですが、勉強はあまりできてません・・・」 これらは、非常によく聞く言葉ですね。 ですが、嫌われてしまうことを覚悟で言えば、これは「親や教師の誤った幻想」なのです。 もし受験生がこんな風に考え、頭を悩ませてしまっているとしたら、教師はもちろんのこと、親が「大学受験の実際」に気づいていないせいです。 自ら気づけるのであればそれに越したことはありませんが、まだ生まれて十数年の受験生にそれを求めるのは酷というものでしょう。 もちろん、先述のような悩みはあって当然ですし、それ自体は間違いではありません。 ただし、こと「大学受験合格」に関して言えば、これらに悩んでいては不合格が身近なものになってしまうでしょう。 この間違いに気づかない限り、受験生は、自分の実力よりいくつもレベル下の大学にしか行くことができなくなってしまうでしょう。一生が大きく左右される大学受験 今から数十年前には「大学に入れるだけでもえらい!」、就職でも「大卒者をとりたい。」と「大学」そのものに意味があった時代がありました。 しかし、現在のように少子化が進み、大学全入時代になり、ほとんど誰でも大学に入れるようになる中で、大学そのものには大した価値がなくなりつつあります。 もし受験生が「私の今のレベルだとこれくらいかな?」と軽い気持ちで考えているとしたら、それは大間違いです。 まだ十代ということで油断しているのでしょうが、一生に大きなハンデを背負うことになるでしょう。 ここ数年で、日本は未曾有の大転換期を迎え、過去にないような大変化のまっただ中にいます。 あなたは知っていますか。総中流階級と呼ばれた日本は、すでにアメリカに次いで世界2位の格差社会となっていることを。これは単なる意見ではなく、実際にOECD(経済協力開発機構)が2006年に発表したデータではっきりと出ています。 そこそこ大きな会社であれば、まず大学名でしぼった後、就職者を決めます。 信じられなければ一部上場企業の学歴データを開いてみて下さい。 残念なことですが、 8〜9割は有名大学で占められてる現実を目の当たりにするでしょう。 また、これまでであれば、有名大学卒業者とそれ以外の大学卒業者で所得の格差がつくといっても大きくても2〜3倍程度でした。 しかし、今後はアメリカと同様に年収で10〜50倍以上の差が出ることも当然のようになります。 あなたは、ワーキングプアという言葉を知っていますか? 働いても働いてもギリギリの暮らししかできない人たち。「お金がないので結婚できない」と言っている30代40代の方たち。 食事代も稼げないので、ゴミ箱をあさる人たち。そして、年老いてからこの豊かな日本で飢え死にする方がすでに出ています。 そして、それら「負の遺産」は親子代々受け継がれることになりつつあります。 これが、「格差の再生産と固定化」です。 親の収入が低いことで勉強できず、その貧困がずっと続きます。 そしてその結果、この日本にもスラム街が発生しつつあるのです。 これら現象が学歴に大きく依拠することは、多くの経済学者が認めていることです。 景気が良くなっているのは上流の人間たちだけ。下流は一生低賃金でこきつかわれる時代。 日本は、すでにこのような時代に入ってきています。 しかし、こ |